画像対決!コラム 2

 

全保有機種対決!

■その1(デジタル撮像対決!)

■その2(全保有機種対決!)

■つうか、見渡せば撮像可能装置だらけ!

これまでに購入した機械類は数あれど、最近の携帯可能製品にかんしては無駄にデジカメ機能がつきすぎている!そこで、「まぁちょうどいいや実際どの程度の実力があるのだろう」という比較をすることにした。

■実際に撮影した写真(1)

今すんでいる家の近所を、各種機材で撮影した。もともとの画角が違うため、なるべく撮像を合わせるように努力したが、全く同一ではないところは大変申し訳なく思う。ただし、”対決その1”の時よりはまだ改善されているはずである。
前回の比較と同様に、以下並んでいるサンプルの小画像の比較では色味程度しか判別できないと思われるので、各画像をクリックし、オリジナル画像を参照していただきたい。

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CLIE NX-70V(35万画素) [ クリックで拡大 ]
全体的な雰囲気は悪くはないが、35万画素の限界露呈というところだ。パンフォーカスだが35万画素なのでボケたかんじというよりも全体的な解像感のなさのほうが目立つ。

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docomo-N900i(ハニカム200万画素) [ クリックで拡大 ]
発色がよい、というか、彩度が高く派手な画像。そのかわり日陰部分が急に真っ暗になっていてダイナミックレンジが非常に低いのかコントラスト高めの設定なのではないかと思われる。建物の雨どいの水平線が完全にジャギーになっているほか窓枠の線も描ききれていない。空も不自然に白トビしている。

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DCR-PC1000 (280万画素)[ クリックで拡大 ]
3CMOSのそれぞれ79万画素の画像から演算して作った280万画素。ノイズを減らすためということもあるのか、全体的にぺたーとした印象で、建物の微細な模様といったものも塗りつぶされ気味になっている。しかし、それなりの解像感はあるし、自動増感されているのか、全体的にスキッとしている。

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DSC-U20 (200万画素)[ クリックで拡大 ]
上の三つと比較すると、解像感、色などでは一枚上手。無難にまとまっている。2002年当時の激安お手軽撮像機器の性能はたいしたものだった。

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FinePix 6800z (330万画素)[ クリックで拡大 ]
さらに高い解像感を誇る。車の銘柄や建物の窓枠描写も微細だ。色も U-20 よりこってりしている。
右上スミについてはレンズ性能のせいか解像感があまり無い。

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Sigma SD9 (343万画素、Sigma PhotoProでJPEG化)[ クリックで拡大 ]
すべてが美しい描写。とくに建物や文字、草や車の装飾は微細にわたり描画している。窓枠、ドア枠や、車のボンネットの隙間など、超細かい表現についても忠実に再現するほか、車のボディなどの平面状には無駄なノイズがほとんど無く景色の映り込みを丁寧に再現してる。

■比較!

ディテールの再現性で各カメラの実力を測るとしよう。
ほぼ同じ箇所を切り出し、PNG 形式で保存。細部の差が明白になるように、縦横 2倍にしている。

 


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▲ 左から、CLIE NX70v / N900i / PC1000 / U20 / 6800z / SD9.
CLIE の画像では屋根の上の突起や、雨樋下部の平行線、壁の模様などの細部はほとんど判別不能だ。
N900i では辛うじて屋根の突起、雨樋の平行線が判別できる。壁の模様はおおまかに斑があるといった感じに表現されている。また、窓枠の線や雨樋の線には水色、緑、ピンクの偽色が出ており見苦しい。全体的にグリーンがかった色だ。
PC1000 については、屋根の突起部、雨樋の平行線、窓の枠はきちんと描いており、また偽色もほぼ出ていない。しかしのっぺりした印象で、ノイズが少ないだけでなく、コントラストが低い上に彩度が低い。また壁面の模様は塗りつぶされているような表現になっており、この箇所については N900i 以上に描けていない印象だ。
U20 は線に偽色が出ているものの、壁面の模様も捕らえており、200万画素以下の機種の中ではもっとも模範的だ。
6800z に関してはすべての箇所においての描写で U20 に勝っており、細部まで表現している。特に壁面の再現度は高い。ただし、窓枠や雨樋がノイジーだ。色味は若干イエロー気味だが無難にまとまっている。
SD9 に関しては、色味はカスタム現像しているので比較は難しいが、ほぼ忠実な色再現(雨樋の影が紫がかってはいるが)をしている。また、ディテールにかんしては、6800z も相手にならないほどの再現度で、とくに窓枠の内側の細部枠が何重にもなっている箇所、金網入りのガラス表現、壁面の模様にかんしては圧倒的な解像度を誇る。


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▲ 一段目左から、CLIE NX70v / N900i / PC1000 / U20 . 二段目左から   6800z / SD9.
CLIE では、何とか植物らしき黒っぽい物体が見える程度。
N900i ではピンクとグリーンの偽色が多大に出ているほか、茎はおろか葉っぱまでもきちんと表現されていない。
PC1000 では、植物がかなりグレーっぽくなっており、植物と判別しにくい。 U20 から、なんとか表現されてきている感じではあるが、茎などはまだきちんと描写されおらず、影とみまがうほどだ。
6800z では、きちんと表現されているが、壁面の描写はゆるく、右下のほうの玄関の一段上がった箇所の装飾用タイルの表現や奥の壁の横線の描写などに甘さがある。
SD9 では、茎、クサ、その陰、壁模様、アスファルトのでこぼこ、玄関タイル、玄関壁面の装飾横線など、細部にわたって微細に描写されている。


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▲ 一段目左から、CLIE NX70v / N900i 二段目左から PC1000 / U20 .
CLIE では、何とかロゴらしきものと、テールランプの色分けをしているといった形で、Prius にうつった風景などは判別不能だ。
N900i と PC1000 と U20 では約200万画素機同士ではあるが、もちろん色味は違うが、解像感も少々趣が異なっている。N900i は濃密な色が出ていてカラフルではあるが、全体的に偽色がでておりノイジーだ。有効画素数100万画素クラスのため、解像感も低い。
U20 はノイズが目立つが手前の車のロゴ ”V8” を丁寧に描写していたり、Prius のロゴもある程度読めること、ボンネットの隙間部の表現、テールランプの表現など、ほかの二つとは解像感で圧倒している。
PC1000 はもともと 79万画素*3 の画像であることや、ビデオ機のためなのか、はたまたノイズリダクションが効きすぎているのか、全体的にコントラストや解像感の低いのっぺりした印象を受けるが全体的にノイズが少ない。また、PC1000 と U20 の両者は Prius にうつった風景の判別がある程度可能だ。

clies4.PNG (2015 バイト)
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▲ 一段目 6800z /二段目 SD9.
6800z は U20 よりもカラフルで、Prius のロゴ判別もよりしやすくなっている。ただし、テールランプとボンネットの間にブルーのフリンジがでている。
SD9 はそれらすべてのデジカメがまるでおもちゃに見えるほどの美麗な解像ぶりだ。6800z の描画がノイジーに見えるほど、Prius のボンネット部にノイズがない上、映りこんだ風景が明瞭だ。また、その解像の素晴らしさはテールランプ部の詳細を描ききっているところから判別できる。


これだけ多機種をそろえ比較していったが、かなりの違いが表れ、驚いた。
このように、機種間では多大な差異があるため、その特徴をよく理解した上で使用していきたいと思う。

 

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