VAIO NOTE Z
の写真ベースのディテールの紹介やサイズ比較です。購入の参考などにどうぞ。
■本体概観
・背面
天板はマグネシウム合金。”耳”の部分は無線LAN (IEEE802.11b) が収まっているところで、別部品。質感も若干違う。VAIOロゴは手貼りのヘアライン。VAIOのロゴに関しては年々小さくなっていくような感覚がある。初代505のあの巨大なロゴからすると隔世の感だ。背面SONYマークはシルク印刷であり、この部分はちょっと残念なところだ。しかし、CLIEもそうだが、最近のSONYは、マトモな会社ロゴを製品に貼らない傾向にあるようだ。
電源ジャックは緑色に光るようになっている。 (詳しくは後述。)
・斜め後方
キーなど黒色の作業ブロック部が銀のフレームに埋まっているような感じが表れてると思う。
pcカードスロットのボタンが斜めについているのがよく分かる。ウィングデザインならではの欠点だ。
・閉蓋
いかにも楔形なのだ。私の感覚から言うと、確かにかっこよく見えるのだが、バッテリ部分は後ろにもっと出っ張ってokで、薄くしてほしいと思った。
外部インターフェース部分が、屋台や夜店のように天井つきになる。また、縦方向に大きいクリアランスが必要なusb接続部を持つ装置は本機にはつかない・またはHUBが別途必要になるのがこのショットでもよくわかる。このウィングデザインの欠点である。
・正面
パッと見は黒鍵盤のギンパソといったところで、そんなに特異な感じはしないと思う。初代i-Bookの衝撃のようなものとは一切無縁だし、初代505の斬新さ+大冒険などはあまり感じられない。
・右部(1)
Pentium-M 1.5GHz 直結の排熱口だ。ウェブブラウジング(ブラウザ20個くらい)+CD再生程度ならちっとも温かくないが、3Dデモでもさせるとあっという間に加熱するのだ。また、写真加工などでも体感できる。
・右部(2)
動作中は電源ボタンはグリーンに点灯する。また、スピーカグリルのなかにHDD、NUMロック、キャップスロック、スクロールロックの表示LEDがある。バッテリ表示、ワイヤレスLAN、ブルーツースのLEDは右ウィング内に内蔵されている。これらのLED(除くBluetooth(TM))は非常に見づらい。デザインがカッコイイから我慢しよう!というのがコンセプトである。
・左部
外部インターフェース部分はメモリスティックスロット(高速転送非対応/PRO未対応(ドライバで対応))、USB2.0*2、IEEE1394*1、ステレオミニジャック式マイク端子*1、ステレオミニジャック式ヘッドホン端子*1がある。USBクチギリギリにマグネシウムのウィングがあるため、割と接続クチの大きいUSB、USBメモリなどに非対応となってしまうことがあるようである。ウィングデザインの欠点のひとつだ。
・後部(1)
アナログモニター出力端子、有線LANジャックがある。蓋は貧弱でいつも割れそうだ。ジャックの内容を記したシールが蓋の内側に貼ってあるのだが、文字が逆方向のほうが読みやすいと思う。
・後部(2)
電源ジャックは横でなく後ろ方向にある。ACアダプタ側のコード接続口に緑色のLEDが仕込んであるらしく、ACを電源に接続すると緑色に光る。これはACを電源につないだ段階で光るので、Z1に接続していなくても光る。
・スライドパッド+クリックボタン
スライドパッドはMacのPowerBookに使われたものとほぼ同様の機構のようだ。あまり使い勝手は良くないようだ。505よりはマシ、R505よりは駄目という感じで特に良いという感じはしない。
クリックボタンはクリック感自体は悪くは無いが、ボタン自体が狭い上に取り付けが悪いので押しづらい感じである。また、周辺が凹んでいるのでごみが溜まったりして大変だ。私は爪楊枝でかき出した。
■比較
・比較機紹介
比較機の紹介をしよう。写真左はPCG-R505/ASPだ。楔形シェイプで一世を風靡した廉価ノートで、B5ファイルサイズの12インチXGA液晶搭載機。1スピンドル(CD外付け)だ。右はPCG-505/EX。初代505と同等の筐体だ。この初代505とは銀色のパソコンの母というべき存在で、現在VAIOがあるのもこいつのおかげである。超薄型、超軽量、割安ということで革命的存在であった。B5ノートサイズで10インチSVGA液晶搭載の1スピンドル(CD外付け)だ。
ちなみに VAIO-Z (PCG-Z1R/P) は、CD-R/RW / DVD-ROM つきの、2スピンドルPCで、14インチのSXGA+液晶を搭載している。
・面積比較(1)
Z / R505 / 505EXの順に乗せた図。液晶の大きさの差、解像度差がよくわかる。明るさもこの写真では分かりにくいが相当違うし、色温度も全くさっぱり違った。
・面積比較(2)
天面積で比較の図。段々に重ねてみた。R505にくらべ、Zは縦方向はあまり大きくなっていない。
・最薄部比較
(右)505EX対Z。大体同じくらいの厚さだカタログにもそう書いてあった。
(左)R505対Z。Rのほうが薄い感じもするが、天板のアールに誤魔化されている気もする。
・最厚部比較
(右)505EX対Z。丸々液晶分Zが厚い・が、DVDドライブの差、インターフェースの充実振りと電池の持ちを考えると全く止むを得ないというか、納得の域なのだ。最近はモバイルにもZを持ち出す有様だ。
(左)R505対Z。Rは1スピンドル機(CD無し)なのに、Zとほぼ同等の厚さをもっている。若干は薄いが、これはごまかされたものではない。Rへの愛が覚めた所以である。
・比較
最後に全体をお見せする。
上記いかがでしたでしょうか?
VAIO-NOTE Z 検討中の皆さんは参考にしてください。 |