PCG-Z1R/P masayu-i 的レビュー(CNET編)

z1phot.JPG (10994 バイト)

 

たまたまCNETにレビューするコーナーがあり、書き込みました。これは各製品について感想を★5段階評価するものです。私個人の感覚のレビューなので、参考程度にお願いします。

■大きさ/重さ
・面積
フットプリントは14.4インチ液晶搭載機の中ではわりと小さいほうのはずです。ラッチレスや、下部バックライト装置の縮小によってベゼルが縦方向にかなり狭くなっています。
(しかし、電車内や、コーヒー店のカウンターなどで開くときは、多少厳しい大きさでもありますので、いくら小さくする工夫がされてるとはいえ注意が必要です。)

・厚さ
最薄部分は 初代505と同等という脅威の薄さですが、バッテリ部分がかなり張り出しますので、最厚部に注意。コミックス3冊分程度の厚さがあり、結局は『ちっとも薄くない』です。キーボードが打ちやすくなるための仕組みだと思って、後部の張り出しはあきらめたほうが賢明でしょう。

* 私はこの機種を仕事・プライベート含めて10回以上は持ち出しています。
持ち運びに関しては男性用の鞄であれば大抵のものにはすっぽり納まります。

・重量
重さ2.1kgは R505など旧型PCの 1.75kg などと比較すると、ドライブ・CPU・画面・無線LANなどの点を考慮するとマイナス要素では無いと思います。登場から今のところ同クラスではほぼ最軽量級ですし、割と良いです。。

★評価
デスクトップリプレースメント級の処理能力、画面を誇り、バッテリの持ちが非常に良いのに、フットプリント*以外はモバイル級(今までの)の大きさ・重さを実現しているため、★5つにします。
* フットプリントは 14.4 インチ液晶にしてはすばらしく小さいと思います。

■ディスプレイ
・色など
SXGA+で14.1インチの高輝度低反射TFTは、割と評判の良い“クリアブラック”ではないので、イマドキの液晶としては色の鮮やかさ・コントラストでは今ひとつのようです。しかし、私が保有している PCG-505EX / PCG-R505 と比較すると、輝度やコントラスト面でははるかに勝っています。また、この低反射のいいところは映り込みが少ないことです。また、文字がハッキリクッキリですから文字の小ささの割にそこらのCRTと比較して目が疲れにくいです。色は若干寒色寄りです。
・難点
弱点として視野角が狭いことが挙げられます。特に縦方向はかなり狭く、角度によって変色が激しいので注意。
また、下の輝度に比べ上の輝度が若干低いこと、スタンバイから復旧したとき液晶にムラが出ることがあります。
液晶の応答速度も割りと遅いような気がします。高速なアニメーションFLASHなどでは残像が出ます。
・長所
文字の大きさなどは人にも寄ると思いますが、私には十分でした。ドットかけは1つ。ドットピッチが小さいので全然目立たないので拍子抜けしてます。
FLASH制作やPHOTOSHOPなど、複数の操作ウィンドウを扱うソフトやブラウザを複数立ち上げる用途にこの大きさのディスプレイは非常に助かります。XGAどころかSXGAにも戻れません。
・おまけ
SVGA/XGA/SXGA などに解像度を変更することができます。しかし、特にSXGAでは滲みはひどく、文字も見づらいので、なるべくSXGA+常用がお勧めです。

★評価
過去使用したノート(NEC の PC9821 Nr150 というのもあります)の中でも視野角以外では一番良く、とくにその解像度と、低反射なところが好感を持てるが、若干のムラと視野角が減点材料です。しかし、SXGA+が良すぎるので★4つです。


■操作感覚
・キーボード
筐体の脇に羽根デザインがあるため、キーピッチはとり得る最大幅ではないかもしれませんが、十分大きいです。
Nr150や505EX、R505に比べたら剛性感が高く、DELL標準キーボードよりも良い感じです。A4のThinkpadのものよりもストロークが浅く、底打ち感はありますが、キートップがぐら付かないことと全体がたわまないことで、割と快適感はあります。
配列も非常にいいです。Enterキーが大きい/右端配置、BackSpaceも広い/右端配置、Escが左上にある、Ctrlが一番左下端配置、窓ボタンがある・など。私はTOSHIBAやIBMのキー配列が上記をまったく実現していないため、タッチが良好であっても非常に嫌いです。

・スライドパッド
薄くてかっこいいですが、ほんのたま〜に突然不慮の誤作動が起きます。1秒ぐらいで復帰しますが、ちょっと怖いところ。スムーズさに関してはスタパ氏のレビューほど良い感じはしませんでしたが、必要十分な操作性はあります。R505と比較しても遜色はないです。(突然の誤作動以外)
R505のJOGホイール便利だったので、無いところはマイナスだと思いました。
また、クリックボタンは硬い上にグラついており、押しづらいと感じました。ここも減点ポイントです。
・プログラマブルボタン
初代505のプログラマブルパワーキーを髣髴とさせるシンプルな2つのボタンで、デフォルトでは音量と輝度に割り当てられていますが、これはかなり使えます。今では必須感アリです。Fnキーとの組み合わせより便利。
・追従性
Pentium-M 1.5GHz CPU のお陰で操作のスピードとしてはすばらしいです。いわゆるサクサクです。メモリ1GBにした効果もあるかもしれません。1.4GHzのCeleron君と比較してもその差は分かります。
液晶の応答速度がもう少し向上すればもっと気持ちいいのでしょうね。
WINDOWS_XPの画面ですが、クラッシックにすると操作の反応が向上し、より快適になります。
・バッテリ
バランス良い設定だと大体3時間程度のもちです。私がこの機種で一番感動したところです。
・難点
コンボドライブがたまに引っかかります。また、PCカードの取り出しボタンについては押しにくいです。別に自分には特に操作上困ったことは無いですが、中にはpcカードの取出しが無理だという人もいるようなので、一度ご自身で触ってみてください。

★評価
どうしてもキーボードやスペック性能てき操作感に振れてしまいがちです。すばらしいキーボード、圧倒的な性能ですので、操作感は良すぎです。しかし、カードスロットのボタンやクリックボタンなど、デザインの犠牲になったところに若干の操作感の悪さがありますのでここを減点します。★4つです。


■拡張性
・接続/通信
ポートリプリケータ・LLバッテリ、IEEE1394、USB2.0X2、青歯など悪くは無いと思います。
USBソケット周りが狭いこと、PCカードスロットが1つなこと、メモリースティックスロットが高速転送未対応なことが減点対象です。とくにUSB外部メモリを御持ちの方は要注意です。接続できない可能性があります。
・メモリ
1GBまでの対応です。今のところ必要十分以上ですので、満足しています。
・光学ドライブ
記録にDVD媒体が使えないのが惜しいところです。
★評価
USBソケット周りが狭いこと、PCカードスロットが1つなこと、メモリースティックスロットが高速転送未対応なことが減点対象です。★4つです。



■使用時間
・バッテリ
カタログ値で4時間〜6.5時間となっています。しかしカタログ値は信頼してはいけませんね(笑)
輝度を最大設定にしてドライブを全部"生き"の状態にすると2.5時間程度のもちです。DVDもバッテリのみで全編見れます。ギリギリまで省電力にさせると4時間ちかくにまでに寿命を延ばすことができるのでしょうが、液晶の輝度設定を暗くすると、”かなり見辛く”なります。省電力設定にも落とし穴があります。
バランス良い設定だと大体3時間程度のもちです。これでも相当なもちですよね、私がこの機種で一番感動したところです。

* また WindowsXP+Pentium-M のお陰でスタンバイ、スタンバイ後の復帰が非常に早いのも特徴です。スタンバイで持ち運んでサッと起動して使用する・なんてやり方が簡単に実現します。

★評価
文句なしに★5つだと思います。

■ほか
・デザイン
- 形状: デザインが好きで買ったのですが、やはり良いです。羽根部分は派手ですが、向かい側から見るとただのノートパソコンである・というところが良いです。黒い部分が真ん中に埋まっているところが良い・という向きもあるかもしれませんが、私はわりとシンプルなデザインにまとまっているところが気に入りました。スピーカの箇所のデザインなども気に入っています。
VAIOロゴが随分小さくなっていますが、このロゴはX-505のようだともっと良かったかな。筐体色もあんな色で良かった。
電源アダプタは薄くて素敵なのですが、フットプリントも小さいと良かった。PowerBookは小さいので、何とかしてください >> SONY。
- 質感: シルバーの部分は非常に良いのですが、黒の箇所は結構残念感を誘う質感です。キートップの印刷もなんかチープな…。質感に関してはPowerBookG4などのほうが一歩リードのようです。

・サウンド
- スピーカ: 思ったより良い音を出します。音割れなどひどくなく、NOTEのものとしては割と快適です。
- ヘッドホン: 特に悪い品質ではないようですが、DBBを使用する必要はなさそうです。SDR-CD900STを使用してDBBをONにして試聴したところ音割れが酷いので、私はDBBは使ってません。
- MIDI: 音は非常にヘボいです。残念でがっかりの領域ですが、R505でもへぼかったですしNoteのMIDI性能はその程度で仕方ないのかもしれません。が、R505よりへぼい感じがして若干欝です。

・3D性能
Mobility Radeon 16MBは、そのメモリ容量の少なさで起動しないGAMEなどが増えつつあるようです。
この機種ではFF_Benchで2000前後を出しますから、最新のゲームになるとギリギリ楽しめる・悪くすると起動しないものも少なくない・といった程度で、3D性能には過度の期待をしてはいけないようです。
そのかわり2000年前後のGAMEなどであれば性能的には問題ないでしょう。


文句ばかりになってしまいましたが、半年ほど使用した感想です。
期待や実物が良いだけに文句も大きくなるといったところですが、そのバッテリ性能・基本性能・液晶解像度・それに対するパッケージング・で100点挙げてもいいようなデキなのでVAIO-NOTE Z 検討中の皆さんは参考にしてください。

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