N900i

 

FOMA N900i

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masayu-i にとって久しぶりのN、初めてのデジカメ付ケータイ

■FOMA!

ずっとAUを使ってきた私だが、ずっと不満だった”AU”独特のダメさ感 (携帯の機種がどれも安っちくてちゃち/EZWebはコンテンツに華がない)が募ったのと、そろそろデジカメ・ビデオ電話機能つき携帯が欲しかったので、このN900iを購入した。
ここではその購入した携帯について、オーナーの立場からよい点と不満点を述べて行きたい。

さて、この機種を選んだ理由は一も二もなく、そのカタチ、そのデザイン、その質感、その美しさである。 あの某イ○モールド工法では絶対に出せない塗装独特の質感、手触り、色使いにしびれたのだ。この精細感に官能を味わったのだ。0.3mmの公差など全く恐れる必要がないこの精密さ、この美しさに。

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購入したのはオレンジ色のモデルだ。プラむき出しではなく、NEC伝統の塗装であるが、この塗装がすばらしく、本機のほとんどがプラでできているという事実を忘れさせてしまうような、ため息が出る美しさだ。
ちなみにオレンジ部の成型色は単色オレンジだが、それにシルバーとクリアオレンジ、マットを噴いたような感じになっている。背面液晶はカラー DSTN だが、標準の時計画面が白黒表示になっているため、一見ただの白黒液晶に見えてしまうが、トリッキーで非常に面白いアイディアだし、なによりデザイン的に美しい。DSTN特有の色の美しくなさや追随の悪さはあるが、この小さいサイズのウィンドウではあまり問題にならないといえる。
標準の時計表示のフォントについては、わざわざこの機種用に開発したとのことで、中々の気合の入りようなのだ。

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背面液晶のすぐ下にはスピーカがある。音質は非常によいもので、C1002S よりもむしろ美しい音色で、待ちうけのとき折りたたんでも音がよく聞こえるところが良い。その代わりTV電話では非常に聞こえづらい結果になっているのは残念なところだ。

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FOMAなのでアンテナ部分の突起は無い。その代わり、枯れた技術である赤外線ポートがついている。この機能についてはP900iと写真交換に使用したが、通信速度が遅い・という不満以外何も感じなかった。


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この角度から見ると、一見車にも見えてくるような外観である。キー側の筐体の底部にはストラップ穴が左右両方に設けられている。右利きにも左利きにも親切な仕様だ。

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カメラの周囲のリングはダイヤモンドカットがされているということで、美しく輝くものに仕上がっており、本機の造りのよさを象徴している。これはマクロ切り替えスイッチになっている。
このカメラは有効100万画素(ハニカム出力200万画素)であり、発色はなかなかのものだ。文章後半で別途レビューする。

リングの右手側に見えるのが着信などを知らせる LED、また左手側にみえる白いものはカメラ用の補助光だ。この補助光はたいした光量が出せないため無いよりマシという程度の性能でしかない。

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NEC のケータイにはいつもその造りの精細さ、塗装の美しさ、デザインの安定感に惚れ惚れするものだが、この N900i は群を抜いていると感じる。N502it ショックを思い出すようなデザインだ。(かくいう私自身 N502itは過去に愛用していた)

画面は2.2インチで、最近のFOMAからすると多少小さ目ということだが、過去のケイタイと比べれば断然大きく、色実も美しい。順当な進化といえそうだ。

ただし、ソフト側のインターフェースなどはN502itと大きくは変わらず、画面切り替え速度はC1002Sのほうが圧倒的に早く、性能的には圧倒しておりながらも使い勝手は数年前の携帯にも劣る面がある。残念感満点である。



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折りたたむと下側(入力キーのほう)のほうが長く出っ張っている形になる。
手前に見えるのは miniSD カードスロット。本機は miniSD カードリーダーにもなる。購入時にお試し版の 8MBのカードがついてくるが、128MB のカードを別途購入し、そちらを使っている。

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裏側。電源が電池ブタのすぐ下で丸くておしゃれ。miniSD スロットも見える。

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しばらく前に使っていた N502it との比較。筐体サイズがかなり近いの で比較に使った。 サイズが近いとはいえ、N900i のほうが一回り大きい。(N502 it のほうが折りたたんだときにアンテナ分出っ張るが・・・)

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ディスプレイは、発色も明るさも天地の差。大きさも N900i が上回っている。もちろん解像度は QVGA に到達した N900i がはるかに高精細になっている。
N502it では画面が左によっていたが、N900i ではきちんとセンター寄りになっている。 また、筐体のほうは、N900i が巨大高精細液晶、自分撮り用のCCDを搭載したのにもかかわらず大して大きくなっていないところは大いに感心した。

ところで、ディスプレイの加飾についてだが、どちらもシルク印刷で、ミラーシルクを使用している。元々N502it のミラーシルクはあまり光っていなかったが、N900i でも大きな進歩が無く曇っており、折角自分撮り用のミラーにもなる可能性があるのに無駄になっている。(液晶もあるからあまりその機能は要らないのだろう)
また、docomo のマークについて、N502it は裏面から印刷されているが、N900i ではそのロゴのみ表からの別印刷になっていて、塗装のハゲが気になるところだ。


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ボタンは N502it のほうが出っ張っていて大きいし押しやすい感じもするが、この機種に変更する直前まで C1002S を使っていたので、キーのデザインや感触が似た N900i はさほど違和感がなかった。キートップがグラグラするのと、キーが光ったときに番号がきちんと光らず、せっかく光ってもどのボタンがどの番号か皆目わからない(C1002S は、番号がきれいな緑で光るが・・・)ことだけは頂けないが。

十字キーの真ん中のポッチは『ニューロポインタ』といって、ThinkPad のスティックポイントと同じように カーソルを移動するのに便利なものだ。慣れるまでは多少戸惑いもあると思うが、この高解像度画面を活用するのに便利であると実感した。

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サイドにはボタンが2つついており、それぞれホーム/液晶点灯ボタンと、メモ/カメラボタンである。このカメラボタンは中々の曲者で、本体を閉じた状態での自分撮り用の カメラ起動/シャッターボタン に対応しているだけで、開いた状態では使えない。通常使用法による本体大型液晶での画角確認の上での撮影ではこのボタンは使用不可なのだ。かなり残念。

ヒンジカバーはプラ丸出しで、右か左にちょっと出っ張ってしまう。マットグレーで可愛い感じではあるが、左右に動いてしまうのはちょっと・・・N502itでは メッキ /しっかり固定されたカバー だっただけにちょっと残念。

ヒンジとは逆端についているのは 電源接続口 / データリンクケーブル接続口 カバー。ARCデザイン実現のため、色分けがされていて綺麗ではある。しかしこれ、別成形の別色ゴムの組み合わせかと思いきや、オレンジ部分のみ塗装のようなので、ちょっと警戒中。中国の中の人ががんばったのであろうか・・・。



aibo05

ここからはカメラのレビューを行う。とはいっても、画面側についてる自分撮り用のカメラ性能については本当におまけ程度なので、ここでは背面の100万画素(ハニカム出力200万画素)のカメラについて見てゆく。

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以下に実写サンプルを用意した。左上のは FinePix6800z(300万画素ハニカム出力600万画素相等の機種) の 3MFine / 右上は U20 の2M / 右下は N900i (100万画素ハニカム出力200万画素)の2M だ。

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やはり、露骨に解像感が違う。N900iの絵は単体で見ると非常に美しいだが、空が白く飛んでしまっていたり、線の斜め方向の解像感が甘い感じがして全体的にモザイク的だ。
そのかわり、看板の赤色や空の色などが美しく、U20のくすみのほうが寧ろ気になるほどであり、FinePixゆずりの美色感が出ている。そして、FinePixより絵作りが派手だ。

次は看板にフォーカスして解像感や色味をよりよく見てみたい。

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2倍に拡大しているが、かなりはっきりとN900iのぼんやりさが明らかになる。
200万画素と言う言葉で期待をしてしまった方ではかなりガッカリされるのではないかとおもうが、100万画素機としては色味など十分美しいのではないだろうか。

実際にプリントしたところ、U20よりも発色が美しく撮れた(解像感は若干劣るが、100万画素程度の解像感はある)ものが何枚もあり、その実力にたいへん驚いた。
蛍光灯下ではみどり・黄色っぽく写るので、それは注意。


[ レビュー(2)へ続く・・・ ]

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